海上コンテナ輸送

神戸港内を中心に、港にコンテナを運搬しています。

国内で取り扱う国際海上コンテナは、軸数が2軸の高速用牽引トラクタに連結された専用シャーシーを使用したトレーラーで輸送されます。それらの牽引トラクタと輸送用トレーラーの車両についてご紹介します。

牽引トラクタの車両について

海上コンテナトレーラーを牽引するトラクタの車両は、一般的にカプラー(連結機)にかかる第5輪荷重が9トン程度、軸数が2軸の高速トラクタの車両が使用されます。最近では、規制緩和による40フィートコンテナフル積載対応の第5輪荷重が11~11.5トン程度のトラクタも使用されています。

輸送用トレーラーの車両について

20フィートコンテナ積載用シャーシー

長さ20フィートのコンテナ積載シャーシの車両は、後車軸は主に2軸が採用され、一般的に使用される「標準床」の車両は地上からコンテナ積載部分までの荷台の床高寸法が約1.2mに設定されています。

40フィートコンテナ積載用シャーシー

長さ40フィートコンテナ積載シャーシーの車両は、後車軸は20フィートコンテナ積載用シャーシーと同じ2軸が採用され、荷台の床高寸法も同じ約1.2mに設定されています。また最近では、規制緩和により、フル積載対応の後車軸が3軸のトレーラーも使用されています。

 

20フィートタンクコンテナ積載対応シャーシー

前述の20フィートコンテナ積載シャーシーの車両と比較して、消化器が備わっていたり、車両の軸重規制の対応や後部追突時の安全性の確保等の為に、全長及びリヤオーバーハングの長さが長くなっているのが特徴です。後車軸は主に2軸が一般的ですが、最近では小輪扁平タイヤを採用した3軸車両なども見かけます。

 

コンテナの種類

鮮度保持用冷蔵コンテナ

標準タイプ 20フィート
収納物/用途の例 松茸・球根・カーネーション・スイートコーン・メロンなど

冷蔵/冷凍コンテナ

標準タイプ 20/40フィート
収納物/用途の例 酒類・薬品・種子・茸/水産物・食肉製品など

一般ドライコンテナ

標準タイプ 20/40フィート
収納物/用途の例 防災備蓄・倉庫・物置など

改装/改造ドライコンテナ

標準タイプ 20/40フィート
収納物/用途の例 事務所・小規模店舗・民宿・山小屋・車庫・更衣室・便所など

タンクコンテナ

標準タイプ 20フィート
収納物/用途の例 多岐にわたる液体輸送・貯蔵など

コンテナの外装材料/重さ/内容積/寸法

20フィート

一般ドライ、改装/改造ドライ

外装材質 スチール
重さ 2250kgs
内容積 約33㎡
寸法 (外寸)高さ2.59m   x   幅2.44m   x   長さ6.06m
(内寸)高さ2.39m   x   幅2.35m   x   長さ5.90m

鮮度保持用、冷蔵/冷凍

外装材質 アルミ
重さ 2700kgs
内容積 約28㎡
寸法 (外寸)高さ2.59m   x   幅2.44m   x   長さ6.06m
(内寸)高さ2.24m   x   幅2.27m   x   長さ5.48m

40フィート

一般ドライ、改装/改造ドライ

外装材質 アルミ
重さ 3800kgs
内容積 約68㎡
寸法 (外寸)高さ2.59m   x   幅2.44m   x   長さ12.19m
(内寸)高さ2.39m   x   幅2.35m   x   長さ12.03m

鮮度保持用、冷蔵/冷凍

外装材質 スチール
重さ 4500kgs
内容積 約66㎡
寸法 (外寸)高さ2.90m   x   幅2.44m   x   長さ12.19m
(内寸)高さ2.50m   x   幅2.23m   x   長さ11.60m

(注)コンテナの種類によっては、重さ/容積/寸法が異なる場合があります。